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令和4年3月定例会一般質問(ドッグラン整備について/つくば市未来構想・戦略プランについて)

【要旨】

1 ドッグラン整備について
 ドッグランに対する需要があると思うが市の見解を伺います。
2 つくば市未来構想・戦略プランについて
 コロナ禍の影響などもあり、昨年1年間で茨城県の人口は「転入超過」に転じました。つくば市は4,643人、0~14歳は866人の転入超過となっております。
 そのような状況において、改めて未来構想をどのように考察するか市の見解を伺います。


【会議録】

黒田健祐:
 つくば自民党・新しい風の黒田です。通告に従いまして一般質問を行います。
 1点目であります。ドッグラン整備について伺います。
 ドッグランに対する需要があると思いますが、市の見解を伺います。
 2点目であります。つくば市未来構想戦略プランについて伺います。
 コロナ禍の影響などもあり、昨年1年間で茨城県の人口は、転入超過に転じました。つくば市は4,643人、0から14歳は866人の転入超過となっております。
 そのような状況において、改めて未来構想をどのように考察するか、市の見解を伺います。よろしくお願いいたします。

生活環境部長:
 ドッグランについては、市営施設として、つくばウェルネスパーク内と、民間施設として10か所程度が市内に設置されております。今後は、人口増加に伴い犬の登録頭数も増加傾向にあることから、ドッグランについての市民ニーズや民間事業者の動向を注視していきます。

政策イノベーション部長:
 つくば市未来構想で掲げました人口の将来展望は、近年の人口動態を踏まえるとともに、政策効果を見込み、2048年に約29万人と推計いたしました。第2期つくば市戦略プランでは、2030年の未来像の実現に向けまして、バックキャスティングの考え方を用いて基本施策、個別施策、主要プロジェクトを定めるとともに、その達成状況や進捗を適切に把握できるよう指標を設定しています。因果関係については、明確に把握することは非常に困難ですけれども、戦略プランに掲げています様々な取組の成果が、転入超過にもつながっている可能性があると考えております。

黒田健祐:
 それでは、最初のドッグランについて、こちらは要望をさせていただければと思います。
 私はニーズがあると思っております。今回この御質問をいたしましたのは、間接的に、中心部近くにドッグランがあったらいいなという趣旨の話をいただきました。ですので、今回、質問をさせていただきました。
 御答弁でもあったように、犬の登録件数は増加傾向にあります。令和2年度主要施策の成果及び予算執行の実績報告書の動物愛護に要する経費箇所を見ますと、飼い犬登録頭数は、平成28年1万1,588頭から、令和2年1万5,337頭と、5年で24%増加しております。かつ、昨今のペット葬などが行われている様子を見ますと、一昔前と比べて、人間とペットの関係性の価値観というのも随分と変化していると思います。
 ウェルネスパークのドッグランに関しても、この間2回ほど見に行ってきました。1回目は、2月上旬の平日15時ぐらいだったかと思います。2回目は、先日2月27日日曜日の15時くらいだったかと思います。平日見に行った日は結構風も冷たく寒く、27日は風は強くても比較的暖かったのを覚えております。
 最初見に行った平日ですが、2匹の犬を連れた1組の夫婦の方が御利用をされていました。幸いにも話を伺うことができまして、つくば市内にある民間のドッグランの状況ですとか、ドッグランの使い方ですとか、あとは、中心部付近にあったらうれしいなとか、そういった雑談を10分ほど交わさせていただきました。帰り際に、ほかの犬を連れてこられた女性の方もいらっしゃっていました。平日の夕刻前の寒い中にもかかわらず利用されているという状況を見て取ることができました。
 2回目は、日曜日であります。私、インターン生を受け入れているので、筑波山の梅を一緒に見に行った帰りに立ち寄りました。日曜ということもあって、多くの方々が利用していた状況が見て取れました。ウェルネスパーク、ドッグラン手前に縦長の駐車場があるのですが、車を縦に2台止めたり、横に止めて、先に止めてある車が出られるような形で結構満杯でありまして、ドッグランの中を小さなお子様連れの家族なども利用されていて、ニーズの高さをうかがい知ることができました。ウェルネスパークは受付をせずに利用できますので、市として利用者の数などは把握されていないということでありましたが、平日、休日、2日間のみではございますが、見た状況からすると、結構利用されているなという印象でありました。
 つくば市の魅力の1つは、緑豊かな景観や公園、こういったところであろうと思います。今後、価値創出という視点で、ドッグラン整備をぜひとも御検討いただければ幸いであります。
 この前あるユーチューブを見ていましたら、都内の代々木公園にもあるみたいで、木が生えたまま、土がむき出しなスペースに柵を囲うだけでもドッグランとして機能している様子も見て取れました。ウェルネスパークは砂を敷いてありますが、そういった手入れをしなくても、最低限の機能でも大丈夫とも思います。また、芝生のドッグランであれば違う形でも使えますし、違う価値も生まれると思いますし、様々あると思います。また、小型犬用、中型犬用、大型犬用と、犬の大きさによってスペースを分けたりもするみたいです。場所に関しても、ある一定の面積があり、駐車場がある公園であれば検討の余地もあろうかと思いますし、緑地帯の活用、また民地を市が借り上げて行うなど、場所に関しても実現可能性に向けて検討できるものと思います。
 民間でもあるとのことでしたが、市が行うメリットとしては、利用者が受付なく自由に使える、気軽に行ける、そういったことだろうと思います。1万5,000頭以上の犬が飼われているということは、その家族を考えると、1.5倍から2倍の関係者がいるということから、行政として広々としたドッグランを整備するということは、まちの価値を高めるという点からも意味があると思いますので、ぜひとも前向きな検討をお願いして、この質問は終わりたいと思います。
 2点目であります。未来構想戦略プランについて、御答弁ありがとうございました。今般、転入超過に関して、開会日に行政報告がなされました。コロナ禍の影響等が要因と推察はされますが、1つの節目でありますので、今回の質問を通告させていただきました。順次、2次質問を行いたいと思います。
 令和3年9月に、令和3年度第1回つくば市未来構想等推進会議が開かれているかと思います。公開資料の中で、資料2-1つくば市未来構想等推進本部専門部会開催結果概要の課題として、外部環境の変化に適応した施策展開が必要となっている中で、専門部会にて、議論に必要なエビデンスの集約が不足し、課題解決に向けたトーンが十分実践されなかったと挙げられております。
 今後もしくは現在、どのような取組がなされているか、また予定されているか伺います。

政策イノベーション部長:
 議員から今、御指摘があった課題が実際、存在しておりまして、それは資料にも書かせていただきました。そのことを踏まえまして、令和3年10月の専門部会から、会議の運営改善を行いました。具体的には、施策展開に重要な影響を及ぼし得る人口ですとか財政状況等、各部局が保有するデータを集約、活用いたしまして、データに基づく議論が行える場とし、これまでの振り返りと令和4年度事業計画の方向性について、意見交換を行っております。

黒田健祐:
 同資料で、バックキャスティングの発想が定着をしていないとの課題も挙げられておりましたが、具体的に説明をお願いできればと思います。また、それに対する対応、対策等もお知らせください。

政策イノベーション部長:
 行政の中では、これまで過去からの延長線上の積み上げで計画をつくり上げるというプロセスが、普通のプロセスとして行われてまいりました。それに対しまして、あるべき未来を設定いたしまして、それに必要な取組は何なのかということを振り返りながら計画を策定していく、いわゆるバックキャスティングの手法を、未来構想、そして戦略プランの策定に当たっては導入させていただきましたけれども、バックキャスティングの視点が、まだ職員一人一人に浸透していないと考えております。また、進行管理につきましても、これまで前年度の取組を振り返り、その延長線上で次を考えるという活動が中心でございました。これらのことから、現状の改善という意識が中心となりまして、継続的に高い目標像に向けて取組を検討するということが難しかったと考えております。
 そうしたことから、今後はバックキャスティングの定着に向けまして、今後、進行管理の取組のたびに、繰り返し目標の確認を職員間で行うこと、また、意図的に積み上げ型のフォアキャスティングの視点、これが過去からの延長線上で検討するというものですけれども、それに加えましてバックキャスティングの視点、この両方の意識の切替えを行うことといたしまして、進行上の改善を検討していきたいと考えております。

黒田健祐:
 ぜひ重要な点であろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。今後も大変期待しております。
 次の質問なのですが、12月に2回目が開催されているかと思います。どのような議論があったか、また、コロナ禍の影響における社会像に関する議論等があったらお知らせください。

政策イノベーション部長:
 第1回推進会議開催後に実施いたしました専門部会では、2020年国勢調査人口速報集計結果を踏まえまして、本市の2020年の社会増加数を年齢階級別に見ますと、20代及び30代の増加が全体の約半数を占めていることを確認いたしましたが、第2回推進会議では、人口に関する議論は今のところない状況でございます。第2回推進会議では、人口に関する議論はございませんでした。また、第2回推進会議の結果につきましては、資料、議事録ともに近々公開できるよう準備しておりますので、公開を急ぎたいと思います。

黒田健祐:
 公開されましたら、私も目を通させていただければと思います。ありがとうございます。
 最後に、市長へ選ばれるまちづくりを進める上で重要なことをお伺いしようかと思うのですが、結構、時間がありますので、この質問で、私もいろいろとお話をさせていただこうかと思っております。
 先日2月20日に、東京都町田市において市長選挙と市議会議員選挙がありまして、私の大学のときの友人が市議会議員をやっていまして、4期目の挑戦ということで今回、期間前、期間中、一定期間伺ってきました。選挙は4年に1度ありますので、私も折々行ってきましたが、それよりも長い時間を町田で過ごすことになりました。12年前、その友人が初めて市議会議員選挙に出るときは、それ以上もっと長い時間町田市で過ごしまして、それが私の政治に対して初めての関わりでありましたので、大げさに言えば、町田市は私にとって政治の原点であると言ってもよい場所であります。
 私も当時28歳でありました。あれから12年たちました。12年前は初めての選挙でありますから、何も分からない中、まちづくりや市の計画とかそんなことは考えずに、ひたすら目の前のことをただただ忙しくこなしていたのですが、12年ぶりに見る町田市の風景は、当時の活動で訪れた場所場所の記憶と、この間、私も地方議員として経験させていただいた視点が重なり、また新鮮なものでありました。
 ある駅前のロータリーに関しましては、バスと車双方向乗り入れやすいような形で再整備され、また別のある駅は、大規模商業施設に連携、連絡する形で大きく生まれ変わっておりました。また別の駅では、よく街頭演説の場所のシンボルとして集合場所で使われていたビルの名前が変わっていましたし、駅以外に目を移せば、高度経済成長期に整備された集合団地は以前に増して活力がそがれ、再生の課題があったり、つくば市で数年前に政治的イシューとなりました学校統廃合の問題が現在進行形で進んでいたり、また、モノレール計画の本格的な議論が動き出していたりと、本当に12年という時間は、まちに対して大きな変化を与えるんだなと改めて感じたわけでございます。
 なぜ、町田市の話をしたかと言いますと、今回、行政報告、報道のなされたデータ、総務省統計局の住民基本台帳人口移動報告2021年の結果ですが、転入超過のところを見ると、つくば市と町田市というのは結構類似点がございまして、今回、つくば市は7位、町田市は13位、0から14歳人口は、つくば市は2位で、町田市は4位と、全国1,719市町村あるうちの上位20位以内にどちらも入っております。また、都心からも同じくらいの距離で、子育て環境の充実や緑豊かな住環境などが選ばれている理由なんだろうなということを感じたところであります。また、実際各地回らせていただくと、再開発等に対する基盤整備、箱物、インフラ、これに対してもバランスよく行っている印象を受けまして、まちづくりに対して、その必要性というのは大変重要であるということを改めて認識をさせられたわけであります。
 町田市の人口規模は約43万人ですし、町の歴史もまた違いますから一概に比較はできないですが、今回改めて、今日は細かく申し上げませんが、感じたことですとか、そういった今後の研究を通して、私も折々つくば市発展のために努力をしていきたいとも思っております。
 折々、未来構想ですとか、定住促進とか、人口に関する質問というのを、私も議員にならせていただいて議場で発言をさせていただいてまいりました。振り返りますと、1期目、当時の市長とも、この件に関しては何度か議論をした記憶もよみがえってきます。当時、諸先輩方の議事録も読ませていただきまして、平成10年当時のある議員の議事録を見ますと、当時は常磐新線沿線開発という形で過大な投資が本当に大丈夫なのか、この人口減少時代に突入する予測がなされている中で大丈夫なのかと憂慮する意見もありました。そして、私が2014年3月定例会において質問した際も、当時8万人計画人口のエリア、そこに対して、人口が本当に張りつくのかという憂慮と危機感を持って質問をさせていただいた記憶がございます。当時の市長も、TX効果というのはそんなに長くは続かないと、だからこそ危機感を持ってまちづくりに邁進をしなければならないと、そういった真摯な答弁がなされたのを記憶しております。
 私の認識は当時と変わらず、このつくば市のTX沿線開発は、少子高齢化と低成長時代という2つの逆風の中で始まったものと認識をしております。2008年には、人口減少が始まりました。低成長時代でありまして、30年のGDPも大体横ばいであります。そのような大きな障壁となる2つの要因の中ではありますが、つくば市が今日に至っていることを改めて考えるところでございます。
 しかしながら、この間、五十嵐市政になって、つくば市未来構想が改訂され、人口も2048年に29万人へと大きな目標の修正がなされました。コロナ禍の影響で生じた都心の転出超過の受け皿として選ばれていることは、様々な要因の積み重ねはあろうかと思いますが、五十嵐市政の方向性の正しさを、一定程度証明するものであろうとも思います。
 一方、先日2月24日ぐらいのニュースですかね、今年1月は、東京が9か月ぶりに転入超過になったということでございまして、そのトレンドがどうなるかというのは、今後の社会情勢の変化を注視していく必要があろうかと思います。ここに至るまで、様々行政職員の皆様も努力されてきた部分もあろうかと思います。
 その中で、市長に、選ばれるまちづくりを進める上で重要なこと、どのようなことを意識して市政運営を行っているか、行ってきたか、最後、市長に見解を求めます。よろしくお願いいたします。

市長:
 ありがとうございます。最後、どういう質問をいただくのかなと思ったら、かなり大きな質問が飛んできていろいろ考えておりますけれども、議員の政治活動の原点等も聞かせていただき、お互い昔は若かったななんていうことも思ったわけですが、町田市も私の所感ではベッドタウンとしての位置づけが非常に強いまちだったと思いますけれども、大学の誘致等にも成功して若い人が増えているなという印象が1つと、そして、いつも注目していたのは、町田市は議会改革のランキングが常に高いですね、住民参画の意識等においても、非常に私は以前から注目をしておりまして、私が目指す「ともに創る」というのを以前から実践をしているまちの1つであろうというような認識を持ちながらお話は聞いていました。
 そういう中で、どうやって選ばれるまちを持続可能な形にしていくのかというのが、私は重要なことだと思っているんです。そのためには当然、町田がまさに進んでいるような、住民との対話ということが重要なのですが、TXをまちづくりの中でどのような推進力にするかというのは、当然、様々な考え方があるのだろうと思っています。もともとは議員も御存じのように、TXというのは運輸審議会が1985年に、常磐線があまりにも過密化していて、窓が割れるとかそういう状況まであったぐらいの中での第2という位置づけに加えて、日本で初めて宅鉄法という、住宅地の開発と鉄道整備を一体的に行うという、これTXのためにつくられた法律ですけれども、を実践したことによって、それが少しタイムラグ等ありましたけれども、その張りつきという意味では成功をしているのだろうと思います。
 私は、ただTXの張りつきの期待だけに頼っていてはいけないと思っていますし、以前から申し上げていますけれども、駅前の人口増加に頼るまちづくりというのは難しいと思っています。もう少し踏み込んで言えば、今、つくば市の広報、移住の政策の力点をどこに置いているかというと、駅前の子育て環境がすばらしいとか、教育環境がすばらしいから移住しませんかというキャンペーンは、全てやめさせています。それはなぜかというと、そういったものを期待をして選んでくださったら、それはいつまでも行政がサービスの提供者でしかなくなると、せっかく来てくださっている皆さんもサービスの消費者でしかなくなってしまうという危機感があります。
 当然、駅前の子育て環境や教育環境から充実させること、これはもう言うまでもないことですけれども、そこに力点を置いての人口流入を目指すのではなく、これも議会でよく御質問いただく、周辺市街地にどれだけ人の流れをつくっていけるかということが、本当の意味で選ばれるまちになるかと、当然、周辺市街地に住むということは駅前と全く同じような暮らしができるというわけではありませんけれども、根本的に違うのは、地域の中で、地域の皆さんと一緒になってどういう暮らしをしていくかということを自らデザインしていくということも含めた周辺市街地への移住を促進したいと思っています。それが、つくば市がクラフトライフと名づけた暮らし方の1つなのだと思っていますし、ただサービスの消費ではなくて、別に行政サービスをそのまま担っていただくというわけではなくても、サービスの担い手、地域の共同体の中の担い手になっていただくような、そういう移住を進めていかなくてはいけないと思っていますし、今回の未来構想も、政策効果を見込んでのこの数字であります。その政策効果というのは、逆に言えば、何もやらなければ周辺市街地はひたすら人口はつるべ落としのように減っていって、場合によっては、限界集落になってしまうようなところもあるかもしれない。でも、ただただ減っていくことを座視していたら、それは私が市長をやっている意味もありませんし、行政としての意味もないと思いますので、そうではなくて、その地域、地域でできることは何かということを考えていき、そこに魅力を感じて、そして、自分もその一端になろうと思う人を増やす。そういったことを、これからも私は意識をし続けて、あまり駅前の移住のキャンペーンをしないことでのマイナスがどの程度あるのか分かりませんけれども、そこは正直に、つくば市として目指すところを大きな声で伝えていきながら、ここに未来構想に掲げた数字、非常に挑戦的な数字だということを私はよく自覚をしていますけれども、何としても実現をしていきたいと思っています。ぜひ、これからも議員の様々な知の情報等も教えていただきながら、そういったまちづくりをともに進めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

黒田健祐:
 市長の考えというのも、中心から周辺に遠心力を働かせるクラフトライフというところでやられているというのは、重々理解するところでございます。
 最後に、余談とこの議論を補完するお話をさせていただいて終わりたいかと思います。余談ですけれども、ある議員の、誰とは言いません、SNSで印象に残った言葉がございまして、これ多分、議員も何かの本を引用されて発信されていたのかなと思うのですが、よい都市の条件は、単位時間当たりの選択の可能性の大きさであるという言葉に、大変共感しました。私は、子育て環境、教育環境、また、都市と自然との調和したまちにおける多様な選択肢の創出が、選ばれるまちづくりにとっては重要であると考えておりますし、また、その流れが民間活力を呼び込みますし、そうすると民間の多様な選択肢も生まれますし、まちの好循環も生みますし、今、住み暮らす人に還元されていくとも思っております。そのような文脈において、先ほども述べた理由で、ドッグランの需要はあるのかという御質問もさせていただきました。
 今回の質問の軸とはまた違う補完的な論になりますが、今回、この住民基本台帳人口移動報告2021の結果を見ますと、年齢3区分別転入超過数の多い上位20の市町村という欄がありまして、65歳以上もつくば市は転入17位と大変高い数字です。217人転入していただいています。これは特筆すべきことでありまして、全年齢から選ばれておりますし、また、その年代に移り住んでいただけるメリットというのも多分にあると思います。人生100年時代といいます。健康寿命も伸びています。何より高齢者の方というのは本当、元気であります。そういった人たちに、元気に健やかに過ごしてもらい、また、まちの活力の一翼を担ってもらうというのも、大変重要だと思います。この点は、また別の機会で改めて議論をしたいと思います。
 以上で終わります。ありがとうございました。

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