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観光について思う事

自治体単位で考えた場合観光資源を有しているという事は大きな強みと言える。

交流人口を増やすことはまちの活性化につながり、まちを知ってもらい、移住や定住の遠因になるとも考える。

つくば市の場合は言うまでもなく「筑波山」は観光スポットだ。また近年サイエンスツアーなどにより中心部の「研究所」が観光資源として発掘されつつある。

議員になり機会を得て防災科学研究所や農研機構などを訪れたことがあるが、知的好奇心をくすぐられ大人も十分に楽しめる。

つくば市の観光事情の概要をざっと記すると筑波山への観光客は伸び悩んでおり、サイエンスツアーなどは一定の需要の高まりを見ることが出来る。
(筑波山観光に関しては決算で質問し説明を受けたが入込客数の客観的評価が本当にできているのか?とも感じている。)

やはり筑波山観光のネックは行楽シーズンの渋滞だ。渋滞の解消は一つの課題である。

市も梅林駐車場の新設、おもてなし館の設置、フォレストアドベンチャー等力を入れてきたと感じている。

さて、筑波山というとどうしてもつつじヶ丘や筑波山神社前を皆目指すのだが全体としてとらえれば平沢官衙遺跡や北条の街並みなどの裾野部分にも大きな観光資源がある。

知人の誘いで筑波山のカフェで行われた交流会のようなものに参加したことがある。そこである人が言っていたのが「ゆったりとした筑波時間を感じてもらいたい」という言葉が印象的だった。

その言葉を聞いたとき筑波山の裾野を含めた全体の魅力に触れるような感覚を持った。

実際他所から筑波山近隣に移り住んできた若い世代の方もいた。

人々が何を求めるかはそれぞれだがそれを満たす多様性や可能性を「筑波山」は孕んでいると思う。そして新しい人々の視点というのは別の価値を付与する。

先日ジオパーク認定もされた。新たな「筑波山」の観光面の発掘にも期待が持てる。

地域活性化、交流人口の増加、移住・定住、そういった事を考えると一つ一つ課題をクリアしていかなければならないし、観光はつくば市全体にとっても重要なポイントであると思う。

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