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令和2年12月定例会一般質問(シティプロモーションについて/民間保育園所の監査と書類について/教育大綱と第3期つくば市教育振興基本計画について)

【要旨】

1 シティプロモーションについて
 シティプロモーションについて、この間つくば市でも取組がなされてきたと思います。第2期つくば市戦略プランにおいても基本施策として掲げられておりますので、以下伺います。
(1)直近の取組
(2)今後の展開
2 民間保育所の監査と書類について
 民間保育所の現場から「私たちの仕事は子供と接し命を守るのが仕事だが、書類作成等の業務が膨大で、また監査の負担が大きい。何とかならないか」との趣旨の相談を受けました。負担軽減に関し、何らかの対応が可能かどうか伺います。
3 教育大綱と第3期つくば市教育振興基本計画について
 先般作成された教育大綱をもとに、現在第3期つくば市教育振興基本計画について議論が進んでいるものと思います。教育大綱で掲げられている「批判的精神を大切にする学び」をどのように行っていくのか伺います。


【会議録】

黒田健祐:
 つくば自民党・新しい風の黒田でございます。3期目になりました。皆様からいただいた御負託をしっかりと受け止め、公約で掲げたまちづくりを推進してまいります。
 それでは、一般質問を行います。
 まず、1点目であります。シティプロモーションについて伺います。
 シティプロモーションについて、この間、つくば市でも取組がなされてきたと思います。第2期つくば市戦略プランにおいても基本施策として掲げられておりますので、以下伺います。
 (1)直近の取組について。
 (2)今後の展開について。
 2点目であります。民間保育所の監査と書類について伺います。
 民間保育所の現場から、私たちの仕事は子供と接し命を守るのが仕事だが、書類作成等の業務が膨大で、また監査の負担が大きい、何とかならないかという趣旨の相談を受けました。負担軽減に関し、何らかの対応が可能かどうか伺います。
 3点目であります。教育大綱と第3期つくば市教育振興基本計画について伺います。
 先般作成された教育大綱を基に、現在、第3期つくば市教育振興基本計画について議論が進んでいるものと思います。教育大綱で掲げられている批判的精神を大切にする学びをどのように行っていくかお伺いいたします。
 以上、壇上からの質問になります。

市長公室長:
 シティプロモーションの直近の取組としては、「世界のあしたが見えるまち」や「つくばSDGsやさしさのものさし」のブランディング展開、ホームページや広報紙のリニューアルなどを行うとともに、移住定住のPR事業、つくばVAN泊やつくばの科学を生かしたご当地スポーツ創出事業、大学生と協働でインスタマップを作る事業、BiViつくば交流サロンにおける科学の体験事業や研究機関等の紹介などを実施し、市のイメージアップや市民のシビックプライドの醸成につなげてきました。
 今後は、つくば市戦略プランに位置づけたシティプロモーションの取組を進めるとともに、特に周辺地域への人の流れをつくり、移住希望者と地域のマッチングを行うことで移住の促進を図る施策に力を入れていきます。

こども部長:
 民間保育園における書類作成事務について、市に提出する書類は保育園の負担が必要最低限で作成できるよう工夫をしています。また、保育日誌等の書類については、少しでも保育士が保育業務に専念できるよう、民間保育園と協議しながら事務負担軽減に努めていきます。
 監査事務についても、法令等によって作成や確認が必要となるものを除いて負担軽減できるよう検討していきます。

教育長:
 教育大綱では、批判的精神を客観的、多面的に分析し本質を問い続ける態度と示しています。この態度は、問題解決学習の中で培われるものであり、全ての学習の中で育てなければなりませんが、特に市独自の教育課程、つくばスタイル科の中で育成していきます。
 つくばスタイル科では、これからの社会において求められる能力、21世紀型スキルを示していますが、その中の客観的思考力と問題発見力が批判的精神を育てる上で大切なものと考えます。
 様々な学習の中で主観を交えず筋道を立てて多面的に考えさせたり、自ら問題を発見し、問題が発生している原因を突き止めたりする機会を増やし、それらの力を身につけさせていきます。

黒田健祐:
 御答弁ありがとうございました。
 それではシティプロモーションについて二次質問をさせていただきます。
 新型コロナウイルスがシティプロモーションにどのように影響を与えたか、つくば市においては、コロナを意識した展開など、どのように行っているか伺えればと思います。

市長公室長:
 イベントの開催は難しくなりましたが、例えばオンラインでできるものはオンラインで開催する方向で対応しております。
 また、市内で行われている新型コロナウイルス感染症に対する先駆的な取組として、例えばオンラインによる文化芸術の奨励事業ですとか、つくばSociety5.0の実施、社会実装トライアル事業などがございますが、そういったものに対しては、スピード感を持ってチャレンジしている関係者の姿勢ですとか様子などを市内外の方に知っていただけるように、そういったプロジェクトも推進しているところでございます。

黒田健祐:
 御答弁ありがとうございます。シティプロモーション自体は、私はどんどんやってもらいたいと思っております。
 一方で、全国どの自治体でもシティプロモーションが行われておりまして、プロモーション疲れのようなものもあるように思われますが、その点、どのようにお考えになられているか、お伺いをさせていただきます。

市長公室長:
 これまで過去に市の特徴などを、例えばゆるキャラですとか、そういったもので市外に一方的に発信するような事業なども多かったのですが、そういったことはほかの自治体との競争が起きていた時期とかもあったように思っております。
 現在はつくばの魅力を市内外の方に知っていただくために、情報発信に加えて実際に体験していただけるような機会を設けるなど、市の愛着度の向上、それからシビックプライドの醸成につなげるような取組を実施しているところでございます。

黒田健祐:
 次に、効果の検証についてお伺いをさせていただければと思います。
 シティプロモーションの取組を実施した効果をどのような形で把握しているかお伺いさせていただきます。

市長公室長:
 市のフェイスブックですとかインスタグラムなどのSNSにおいて、いいねの数ですとか書き込みの内容、そういったものに合わせまして、事業ごとに実施するアンケート調査とかもございますので、そういったものを通じて反応を把握しているところでございます。
 また、市民意識調査においても、市への愛着度の向上の項目を設けておりますので、そちらでも効果の検証は可能かと思っております。

黒田健祐:
 御答弁ありがとうございます。
 最後に、このシティプロモーションの中に広報も含まれているかと思います。市長が2期目就任後に広報についてコメントしていましたが、市として、何か今後考えているものがあるのか、お伺いさせていただければと思います。

市長公室長:
 市政情報が市内の隅々まで届いていない現状があるというように、市長も申しておりましたので、市民が知りたい市政情報を効果的に伝えていくための方策を現在検討しているところでございます。

黒田健祐:
 御答弁ありがとうございました。つくば市の行っているシティプロモーションの現状や取組について理解ができました。
 このシティプロモーションの推進というのは、未来構想・戦略プラン内において、基本施策の位置づけであります。また、行政内の業務で言えばクリエイティブ業務でありますので、試行錯誤を重ねる部分があろうと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
 要望を申し上げるとすれば、一次答弁でも力を入れていくと言及がございましたが、シティプロモーションを移住定住の促進につなげる点を深めて強化していってもらいたいと思っております。
 個別施策1の4の②市内外へ向けたPRの推進の個別施策の現状、課題・ボトルネックにも、関係人口の創出や移住定住の促進につなげるため、より一層つくば市の魅力発信に取り組みますとあります。このより一層と言及されておりますので、一層何をどうするのか、どういうところをやればいいのかというところを深めていっていただいて、検証をしていっていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 以上でこの質問は終わります。
 続きまして、2点目の民間保育所の監査と書類について、こちら要望を申し上げて終わりたいと思います。
 御答弁の中でも負担軽減、検討していただけるというような御答弁ありましたので、ぜひとも行っていただければと思います。
 令和2年3月に出されました保育所の指導監査の効率的・効果的な実施に向けた自治体の取組等に関する研究会の報告書が厚生労働省のホームページで確認できますが、それを見ますと、保育所側の監査のための書類作成に係る負担軽減が一つの論点と取り上げられておりまして、一般的な保育行政の課題なのかなとも認識をしたところでございます。
 監査の適正性を担保しつつも、現場の声に耳を傾け、どのように効率的に、また効果的な実施を行い、負担軽減を図っていくかという視点を持って、この書類関係、こども課だと思いますし、監査は社会福祉課、または県所管の部分もあろうかと思いますが、今後の対応を期待するところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは3点目の教育大綱のところ、こちら最後市長に伺えればと思います。
 その前に要望も含めてちょっとお話させていただければと思います。
 今回、教育大綱で私が注目している点は、つくばでの学びの特徴の③に批判的精神を大切にする学びという文言が入ったところでございます。それに続いて、批判的思考を獲得する学びを進めるとあり、今後、これらをどのように教育現場で実践し、評価をするかということが求められてくると思います。
 ただいま御答弁でもあったように、客観的思考力と問題発見力をつくば次世代スキルとして、現在、この間取り組まれてきたと思います。
 批判的思考というのは、なじみがない言葉かもしれませんが、クリティカルシンキングといえば、ビジネスにおける問題解決型スキルとして、社会人の方は一度は耳にしたことがあろうと思います。批判的思考は相手を非難や批判をするものではなく、その本質は証拠に基づいて論理的に考える、自分が正しいか推察を行う、物事の前提が正しいかどうか立ち止まり考える、こういった思考方法のことでございます。
 日本教育新聞の電子版でございますが、2020年9月14日の記事に、見出しに、数字が語る日本の教育、批判的思考力を育む授業という見出しで記事が書かれていますが、そこにグラフが載っているのですが、批判的思考が必要な課題を出す。生徒の批判的思考を促すという調査データのグラフを見ますと、日本の学校で批判的思考力を育む授業が他国と比較すると大きく外れて少ない状況が窺えます。21世紀型スキルとして重要なものでございますので、ぜひとも、より意識して教育現場で実践し、評価できるように取組を進めていただきたいと思います。
 最後に、教育大綱原案をつくられました市長に、教育にこの批判的精神を盛り込んだ思いをお聞かせいただいて、私の質問を終わりたいと思います。市長、答弁をお願いいたします。

市長:
 私も実はその調査結果を見て衝撃を受けたと同時に、今まで想定をされていたことがやはり数字となって出てきたなということを思ったわけですけれども、教育大綱の議論の中でも様々な角度から議論をする過程で、一つには、自由という概念について、かなりいろいろな角度から議論をしたわけです。自由というものの価値を非常に重く置きました。そしてその中で、教師と児童生徒の関係においても、やはり自由で対等な場面ということが必要であろうと議論をしてきたんです。どうしても教師が教え、生徒が教わるという固定的な関係にあったのが近代公教育なわけですけれども、御存じのように今回の教育大綱では、その近代公教育からの大きな転換を宣言して、教えから学びへというもの、そして問いから始める学びというものを大きく掲げました。
 そして、その中において、やはり批判的精神あるいは批判的思考というものを子供たち自身が身につけていくために、例えば教師が言ったから正しいとか、権威が言っているからそのとおりとか、あるいはこういう報道がされているからそうなんだとか、そうやって受け身になるだけではなくて、表層的な問題の裏側にある問題を多層的に多面的に分析を客観的に思考する力というものは、間違いなく、これからますます求められてくるだろうという思いを私は強く持っております。
 一つの正解というものが、もはや存在をしにくい世界になっていますので、そういう中に批判的精神を持って、そして、お互いが、議員から御指摘ありましたように、何か批判的精神というと非難をするような誤解が、いまだに残念ながらされてしまっているところがあるわけですが、全く違うわけでして、お互いに建設的な批判的精神や建設的なコンフリクトを起こす中で対話をして、それぞれが前に進んでいくということが、これから社会あるいは世界を形づくっていくために非常に重要な要素だと思っておりまして、教育大綱にもこの部分については、注も入れて説明をして入れましたが、ぜひこれを学校現場のみならず、市内の様々な場所で広げていければいいなと思っています。

黒田健祐:
 以上で終わりです。ありがとうございます。

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